先週、芦生の原生林を歩く機会に恵まれました。
ウワミズザクラがまだ咲いていました。
滋賀県と京都府にまたがった原生林で、京大の演習林として管理されています。
個人で入ることはできないので、長い事憧れていて、もう諦めかけた頃にガイドツアーに入れていただきました。
広大な芦生の原生林には色々な行き方があるそうですが、
この日は滋賀県の針畑から入り、日本海に注ぐ由良川の源流を目指しました。
芦生の近辺は水の良いことで知られています。
原生林のブナの木は、たくさんの水を含むのだそうです。
林のなかにはところどころ水が流れ、川の源流に近づいていきます。
芦生杉。
雪に耐えるうち枝が下へ向かってたわみ、地面に着いた枝から、また幼木が育つそうです。
トチの木、ブナの木、モミジの木。
これは何の木?
大亀の木。
熊が冬眠していた木の洞。
注目されたために人が触れて樹が痛み、枯れてしまったそうです。
厳しい自然の中で長い事生きてきた木の造形の凄さ。
何年そこに倒れたままだったのでしょう?
怪獣のような姿になってしまいました。
鯨の口のような倒木をくぐって道があります。
古木おじさんとコバイケイソウ。
木もれ日の下、新しい生命が育っています。
ガイドさんをいつもホッとさせるという イワカガミ。
豊かな水を生む林です。
ダムの底に沈まなくてよかった。