赤鬼青鬼のお雛様のようです。
奈良県の高取で行われている
「町屋の雛めぐり」に行って来ました。3月31日まで。
樫原神宮からそう遠くない山辺、もとの高取城の下に
こんな城下町がありました。土佐街道というのだそうです。
家々にず~っとお雛様が飾られている、と友人からのおススメでした。
一軒ごとにそのお雛様にまつわるお話が添えられているのが、
雛祭りを見に来た人も古いお雛様を慈しむ気持ちになれて素敵。
雛祭りの原点を思い出します。
吊し飾りを作って飾っているのは、
この家のおばあさん。
とっくに魚屋さんはやめておられるようすですが、来る人ごとに説明してくれます。
ここのおばあさんは かんざしをつけた三人官女がご自慢。
その話とおしゃべりには定評があるんだと、自ら説明。
各家が
思い思いの飾り方で、
工夫も凝らし
10年を迎え、この取り組みが表彰されたそうです。
何かのコンテストで入賞したという、野菜の具だくさんの汁と、
炊き込みご飯のセットが500円。おいしい!
説明、販売、会計と、かなり高齢の方々の活躍が目立つ催しでした。
城下町を抜けて壺阪寺へ登り、
二上山を眺めながら、大津の皇子とお姉さんを偲び、
友人と自分達の人生を振り返るお喋りをしたのでした。