荷物でいっぱいになっていた部屋をやっとこさ方付けて、この本を見つけました。
帯が色あせています。
何? 誰が買ったの??
私に決まってます、でも覚えていないとはね・・・
著者はスイス生まれで、コロンビア大学で日本中世旅文学の論文で博士号取得、
という学者さんだそうです。
10章に分けて、10人の学者や大名の旅が紹介されています。
高山彦久郎、菅江真澄、松浦静山(大名)、渡邊崋山などの
それぞれの関心によって、種々の記録が残されています。
紀行文学ではなく、まさに博物学の夜明けでおもしろい。
この本、数年前に成田空港で買ったかな? 旅に出る前にね。
大飢饉の翌年の記述があり、東北の方たちは昔から過酷な環境で生きてこれらたのだな・・と
改めて憮然とします。
今年は震災と津波まで。
原発だけでも避けられないものでしょうか?