桧枝岐からの帰り、福島県の何か所かを訪ねました。
福島出身の方が、心を込めていわき市内の名所を案内して下さいました。
車で走っていると、あちこちにタチアオイが咲き
他にも花や果樹がていねいに育てられていて、住む人の気風が感じられます。
塩屋崎灯台に案内していただきました。
灯台から見晴らす場所は更地で重機とトラックがたくさん動いています。
津波の爪痕です。
この入り江の中にふつうに集落があり、海の家や釣り宿でいっぱいだったとは!
ここがあの久の浜なのか・・
いくつか見える岬の向こうが浪江だそうです。
祖父の出身地。
3.11の原発災害で立ち入れない町になりました。
星雲の志を抱いて東京へ出、成功した祖父の地を、ルーツを訪ねて親戚の者達が旅したのは原発事故の2年前でした。
「きれいなところだった」と口々に言っていたのが印象に残っています。
原発に通う人達の車による自然渋滞に驚き、
福島のテレビで毎日原発のことが報道されているのを見て、
福島県外への情報の少なさを痛感しました。