銀閣寺道の「白水園」で。
山鉾巡行の夜、親戚と食事をしました。
鱧の落としは、ぱさぱさとして、あまり美味しい食べ方でないと思っていましたが、
ふっくらして結構でした。
鮎の塩焼きも。
熱々で良い焼き加減。
この他、胡麻豆腐等の向付、煮物、天ぷら、汁、ちりめんじゃこ、茄子の糠漬け、その他、の懐石膳でした。
ご近所にお住まいだった画家の桑田道夫先生が、子どもの頃はここは大きな仕出し屋だった、
と言っておられました。
80年くらい前の話ですね。
いかにもそんな感じの室内(古びた襖絵など)と、お料理です。
鱧のパイ
昔お客さまに良く出したメニューです。
冷凍パイシートに、鱧の切り身をそのまま置き、
塩、胡椒して、パセリのみじん切りをちょっとだけ散らし、
もう一枚のパイシートに切れ目をいれたものをかぶせて、
オーブンで焼きます。
鮭のパイにヒントにして、作ったのですが、
鮭よりも生臭みがなく、簡単で、家族に人気でした。
ホワイトソースで和えたり、色々香草をのせたりせずに、シンプルな方が
鱧に合っていると思います。
良い鱧は高くなり、今はもっぱら天ぷらにします。