3日の雪の朝。駆けつけてみると、おお、例年に勝る紅梅の花盛り。
こんなに。
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 あるじ無しとて 春な忘れそ
以前 畑の向こうに並ぶ梅の大木を不思議に思って、
畑の前で庭仕事をしていらしたそこの主に伺ったら、
「私が植えた」とのことで驚いたことがあります。
(こんなに大きな木も もとは植木だったのか、と。もうひとつ、
この土地の古い住人の方々の花好きに。この方の邸内には桜の木や桃の木もあります。)
あるじは一昨年亡くなりましたが、紅梅は毎春通る人に華やかな春を告げ、
私は 酸素吸入をしながらの庭仕事中に私に語って下さったそのご老人を 思い出すのです。