数日間のおつとめを終えたら、おマケに歌舞伎見物がついてきました。
お裾分けのお裾分けにあずかり、国立劇場へ。
ふだん観劇とは全く縁がない上に、演目が「京乱噂鉤爪」。
しかも乱歩歌舞伎。??
江戸川乱歩作の「人間豹」を原作にして、舞台は幕末の京都。
松本孝四郎、市川染五郎の企画、主演の新作歌舞伎でした。
明智小五郎や、陰陽士も出てくるエンターテイメント性一杯な舞台。
「花がたみ」とは、劇中で重要な役目をする人形の名。
等身大の若い女性の坐像かと思いきや、時折り命を吹き込まれて、
スッと動くのがすごく美しく見とれてしまいます。(まだ中学生くらいの子らしい)
「花がたみ」という名は世阿弥の作品から来ているようですが、美しい言葉ですね。
どういう意味かと調べたら、「花筺」 花などを入れる小箱のこと、とありました。
お土産は役者絵の絵葉書。一枚80円です