同窓会の翌日、11歳まで住んでいたあたりを歩き、午後はせっかくなので八女に行きました。
小学校のある町からバスで50分。
「どうして八女に?」と同級生に聞かれましたが、
それは八女茶が大好きなのと、
伝統的建造物保存群 の本に出ていたからです。
古く美しい街並みが保存されている土地(関、丹波篠山、出石、湯浅等)には 旅友とそれとは知らずに行き、
偶然その本を見つけてからは、行った先で足を伸ばすこともあります。
で、今回は八女福島に行ってみよう。仏壇製作が盛んな街だったそうです。
10月半ば近いというのに暑い日で30℃。
カンカン照りの午後、歩いている人もほぼいません。
汗だく・・おなかも空いた・・。
案内所で教えてくれた「古民家蕎麦屋」には、「閉」の字が! えっ?
↑ じゃあ しょうがない、この店にはさっきランチの看板がお店の前に出ていた・・お蕎麦の気分なんだけど・・
この空き地の先のお店に着くと、なんと閉まってます!! え?
ご主人がカラス戸の錠を開けてくれて「今閉めたところだからどうぞ」
遠慮する私に「この辺はみな3時で閉まります」他に食べ物屋はなし・・
親切な若い御主人でした。
ふわふわのお好み焼きに
クリームサイダー。
「ソーダじゃなくてサイダー?」
「この土地のサイダーですよ」。
「うちの息子の写真がポスターになってます」。かわいい~。
「サイダーのラベルの切り絵の作者のギャラリーがすぐそこにあります。見て行って」。
格子戸を開けるのがためらわれるような古いしもた屋の中は、
ロマンチックな切り絵の工房です。
作品はとても細かいけれど、好きな感じでした。作者は「くろくもしゃ」 ?
八女特産の和紙を使っているとか。
行き当たりばったりだったけど、素敵な若い人達に出会った町歩きでした。